USDCxがStacksで稼働しました。

11月、私たちはStacksとCircleの新しい「xReserve」システムとの統合を発表しました。本日、その作業が完了しました。Stacksは現在、Circleのマルチチェーンエコシステムに直接接続され、ビットコインの主要なレイヤー2に安定的かつ相互運用可能なドルの流動性をもたらす、USDC裏付けのステーブルコインを備えています。

USDCxとは？

USDCxは、Circle xReserveを通じて発行される、Stacksネイティブかつ1:1でUSDCに裏付けられたステーブルコインです。xReserveは預入と鋳造（ミンティング）に関する暗号学的な証明を提供し、Circle GatewayとCCTP (Cross-Chain Transfer Protocol) がクロスチェーン間の移動を処理します。その結果、サードパーティ製のブリッジ、ラップアセット、あるいは流動性の分断なしに、Stacks上でUSDCが利用可能になります。

ビットコインDeFiにとってUSDCxが重要である理由

ステーブルコインは生産的な資本市場の基盤です。Stacks上のUSDCxは、ユーザーがビットコイン経済圏から離脱することを強制することなく、貸し出し、借り入れ、取引を可能にします。

USDCxは完全にUSDCに裏付けられ、暗号学的に証明されたドル資産であり、Circleのネイティブインフラストラクチャを通じてチェーン間を移動します。EthereumからSolana、さらにその先まで、USDCが機能するあらゆる場所で動作し、最終的にはStacksを通じてビットコイン上で決済されます。

USDCxにより、開発者は構築のための信頼できるドルのレール（基盤）を、ユーザーは予測可能な流動性を、そしてプロトコルは市場や担保のための信頼できる基軸資産を得ることができます。これは、より深い流動性、より健全な市場、そして真のビットコイン建て利回りを実現するために欠けていたピースを提供します。

StacksアプリはUSDCxにどう備えているか

Stacksエコシステムは、USDCxを主要なドル建て資産として採用するために急速に動いています。2026年第1四半期初頭にかけて、統合の波が押し寄せることが予想されます。


aeUSDC移行ガイド

USDCxのローンチに伴い、（Allbridge経由でブリッジされた）レガシーなaeUSDCは段階的に廃止されます。新規のaeUSDCの発行は現在無効化されており、より良い流動性とより高い安全性（トラストモデル）を得るために、ユーザーはUSDCxへアップグレードすることが推奨されます。

オプションA：スワップ（最速かつ最安）
2026年1月初旬より、Bitflowは専用の変換プールを提供します。これはEthereumのガス代を回避したい多くのユーザーにとって推奨されるルートです。

1. Bitflowアプリへ移動します。
2. Stacksウォレットを接続し、「Swap（スワップ）」機能を選択します。
3. 「From（元）」資産にaeUSDCを、「To（先）」資産にUSDCxを設定します。
4. トランザクションを承認します。これで資産が新規格にアップグレードされます。

オプションB：ブリッジ（現在利用可能）
Ethereumを経由したい場合や、一時的にStacksエコシステムから出る必要がある場合は、Allbridge Classicルートを使用できます。

1. Ethereumへ退出：Allbridge Classicを使用して、aeUSDCをStacksからEthereum上のUSDCへブリッジして戻します。（注：これには約60分かかります）。
2. Stacks Bridge経由で参入：USDCがEthereum上に移動したら、公式のStacks Bridgeを使用してUSDCをデポジットします。これにより、StacksウォレットにネイティブUSDCxが直接ミントされます。

今後の展望：2026年ロードマップ

今回のローンチは、より広範なマルチチェーン展開の第一歩です。追加のCircle/CCTP互換ネットワークのサポートが2026年第1四半期に予定されており、これによりUSDCxはStacksとSolana、Arbitrum、Baseなどのチェーン間をシームレスに移動できるようになります。
開発者の方へ： Stacks上で構築を行っている場合、CircleのxReserveおよびCCTPの統合ガイドは公式開発者ドキュメントにて利用可能です。